ダイヤモンズ・アー・フォーエバー・マティーニ

夜10時、
リッツカールトン東京のバーで
お酒を注文しようとメニューを開くと

1ページ目に
「ダイヤモンズ・アー・フォーエバー・マティーニ」
と言うカクテルが。

「どんなマティーニなんだろう?」
と読んでみると、お値段なんと、、、

”3,000,000円”

え…?300万円!?

007の映画、
「ダイヤモンドは永遠に」の
名前を冠したカクテルで、

ジェームズボンドが
愛したウォッカマティーニに
1ctダイヤモンドを添えて
提供されるとのこと。

しかも注文が入ると、
007の劇中曲の生演奏が始まるんだとか。

メニューでこのカクテルを見た時、

「いくらなんでも高すぎる…」
「誰がこんなの頼むんだろう…」
「頭おかしいんじゃないの?」

と鼻で笑ったんですが、

時間が経つにつれて、
「すごくロマンチックかも…?」
と思い始めました(笑)

で、どうしても妻に、
このカクテルをプレゼントしたいと
頭から離れなくなったのです。

私個人の話ですが、
妻とは2023年に入籍し、
2024年に結婚式を挙げました。

しかし、

入籍時に結婚指輪を買っただけで
ダイヤモンドや婚約指輪はまだ
用意することができていません。

「いつか絶対にプレゼントしたい」
「でもブランド物を買う余裕はない…」
「かといって安物で妥協したくない」

そんな感じでダラダラと、
時間が経ってしまっていました。

そんな時に目にした、
リッツカールトン東京の
ダイヤモンドマティーニ

もう考えれば考えるほど、
妻にプレゼントしたくてたまらなく、
夜も眠れなくなりました。

私は思い立ったら止まらない性格で、

ちょうど1週間後に
妻の誕生日で関西旅行に行く予定だったので、
奥様へこのカクテルでサプライズを決意。

翌日、ダイヤモンドネックレスを買い、
その足で宝石の街・御徒町の職人さんに
ペンダントトップからダイヤモンドを取り、
ルース(石のみ)の状態にしてもらいました。

で先日、妻の誕生日、
リッツカールトン大阪のラウンジで
サプライズすることができました。

めでたしめでたし。

=======

と言うわけにはいかず、、、

私は職業マーケターなので、
自分のこの行動や感情を
言語化してみようと思います。

まず、今まで、
妻にダイヤモンドを買いたいけど、
1年以上買えなかった理由。

大前提として、
婚約指輪やダイヤモンドは
一生に一度の買い物です。

だからこそ、

・後悔しないものを選びたい
・ある程度の大きさは欲しい
・でもブランドは高くて厳しい
・かといって安物は嫌だ

みたいな感じで、
足踏みをしていたんですね。

なのに、リッツカールトン東京で
ダイヤモンドマティーニを見た翌日に
ダイヤモンドを衝動買いした理由。

これは、先ほど挙げた
「ダイヤモンドを買えなかった理由」を
全て打ち消すことができたからです。

『大きなダイヤが欲しいけど
 ブランドは高くて無理…
 でも安物で後悔したくない。』

この心理的ストッパーが
今回のダイヤモンドマティーニで、

・カクテルの中に入れるので、
 指輪やネックレスではなく石のみで良い。

・ルースならブランドである必要がない。

・ブランドでなくて良いので
 大きなダイヤモンドが買える。

と、ガラッと全てクリアになったのです。

このように、側から見ると
ただの衝動買いのような買い物でも
意外と合理的だったりもします。

私たち人間は、

『感情でモノを買い、理屈で正当化する』

そんな生き物です。

あなたもぜひ、
過去の衝動買いを思い出してみて、

なぜそれを買ったのか?
それを手に入れたらどうなるのか?

考えてみてください。

衝動買いだったとしても
たぶん、自分でも納得するような、
合理的な理由があるはずです。

そして、今、
なにか買おうと悩んでいるならば、

はぜ欲しいと思っているのか?
それを手に入れたらどうなるのか?

考えてみてください。

そこに明確な理由があるなら、
思い切って買っても
決して後悔はしないはずです。

追伸:

私が奥様へプレゼントしたダイヤモンド、

ハリーウィンストンなんて論外ですが、
カルティエやティファニーなどで
同じグレードのダイヤモンドリングの

3分の1で手に入れることができました。

・ティファニーのリング
・そっくりなノーブランドのリング

2つ並べてどっちか選ぶなら
そりゃ誰でも、ティファニーの方を
取ると思うのですが、

この「そっくりリング」が

誕生日という特別な旅行中に、
ダイヤモンドマティーニとして
サプライズで登場したルースを使った
オーダーメイドのリングなら?

ブランドという付加価値を上回る
唯一無二の付加価値になるはずです。

しらんけど。

追々伸:

リッツカールトン東京の
Diamonds Are Forever martini

これ、
「世界で一番高いカクテル」
らしいです。

その値段も年々上がっており、

2007年 180万円
2016年 180万円
2017年 200万円
2018年 250万円
2022年 260万円
2025年 300万円

円安ヤバいですね、、、

さらには、2007年の開業以来、
10回くらいは注文があったらしいです。

もう気になり過ぎて、
あちこちの記事に目を通しちゃいました。

この記事を書いた人

WEBマーケッター/コピーライター。法人5期目。2024年に第一子を授かった新米パパ。WEB広告業並びにセールスライティング業の傍ら、東京都で飲食店を1店舗経営。実践を通してマーケティングの本質から即戦力になるスキルを教えています。

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